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中村先生の翻訳教室に通っています(その2)

 2007-07-31
 中村妙子氏による翻訳教室のレポート、第2弾です。
 クラスは8月は夏休みで、9月に二回クラスがあって終了です。

 先週のクラスでは、「自費出版のことについて話して欲しい」と私が先生より依頼を受けましたので、後半に5-10分ほどお話しを教室の中でしました。しばらく前に、自費出版について被害を受けたと訴えた人が新聞で話題になったことを受けたものです。写真は、そのお礼としていただいたサイン入りの訳本です。うれしい。


 さて、翻訳の注意点ですが、以前に書いたものの続きを、いくらか書きたいと思います。題の次の解説は私なりの理解で書き留めたものです。

言外の意味を読みとる力
 文章で表されている背景にある心の動き、ニュアンス、意図によって、訳語の選択が異なってくるので、表面だけ見て訳せばよいわけでない。

文章の有機的連鎖
 文から次の文へ、段落から次の段落へのつながりが、読んでいる人に有機的につながっていくよう配慮。作品としての内容の統一感が大事。

うそ字を書くな
 あいまいな言葉は辞書を引いて確かめよ。用字、意味について知らない言葉は自分のうちにたくさんあるので、辞書はこまめにひく。

凝り過ぎると興さめ
 手を入れ過ぎ、凝った文にし過ぎるとよくない。

作者に密着せよ
 何を言いたいのか、作者の心情、視点、問題意識、意図を探りつつ、作者に肉迫する

強調点を把握
 文章、段落で、作者は何に強調点を置いているのか把握すること。

重大事を招く数字
 数字は一桁間違うと大変なことになる。

ミスプリントも自分で発見
 原文にミスプリントがあることがある。

辞書の訳語を鵜呑みにせず
 辞書に載ってる訳語が適さないことがある。

想像力は控えめに
 背景や言外の意味を読みとる必要があるが、あまりに飛躍すると原文から離れてしまう。

主語の結び方が行方不明にならないよう
 文の主語がいつの間にか、他の流れとごっちゃになり、落ち着き所を見失って不明瞭な訳文になることがある。

補足するのも訳のうち
 そのままでは日本の読者に意味不明な場合、ほどよい補足も必要

 次のサイトに、翻訳とC.S.ルイスについて、ちょっとしたインタビューが載っているのをたまたま発見。

 近い将来、翻訳にまつわる本をみすず書房から出版の予定だそうです。これは楽しみ。
 翻訳教室を来年も続けるかどうかは未定とのこと。

 翻訳教室関連記事は今回で終了。
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